新築外構で後悔しないために。
外構のプロが本当に伝えたい10のこと
家づくりは、多くの方にとって一生に一度の大きな買い物です。
間取りや設備には何度も打ち合わせを重ねる一方で、外構は「家が完成してから考えよう」と後回しになってしまうことも少なくありません。
しかし、私たちはこれまで数多くの外構工事に携わる中で、
「もっと早く相談していれば良かった。」
というお声を何度もいただいてきました。
そこで今回は、実際の現場で感じる「後悔しないために知っておいていただきたいこと」を10項目にまとめました。
これから家づくりをされる方のお役に立てれば幸いです。
① 駐車場は「今の車」だけで考えない
駐車場は、外構の中でも最も後悔が多い場所です。
多くの方は現在乗っている車に合わせて計画されます。
しかし、
* 車を買い替えた
* 子どもが自転車に乗るようになった
* ベビーカーや荷物の出し入れがしづらい
* 車を停めると自転車が出せない
このようなご相談は本当によくあります。
逆に、来客用駐車場は敷地条件によっては無理に確保しなくても良いケースもあります。
大切なのは、ご家族の暮らしが数年後、十数年後にどう変わるかまで想像することです。
私たちは、建物が決まってから外構を考えるのではなく、土地選びや建物配置の段階から外構も一緒に考えることをおすすめしています。
② 雑草対策は後回しにしない

「とりあえず土のままで。」
そう考えてしまう方は少なくありません。
しかし、夏になると想像以上のスピードで雑草は成長します。
近年の猛暑では、草取りは大変な作業というだけでなく、熱中症の危険も伴います。
最低限、高品質な防草シートだけでも施工しておくことで、その後の管理は大きく変わります。
③ 目隠しは「足りない」も「多すぎる」も後悔する

目隠しフェンスは、住み始めてから必要性を感じることが多い設備です。
近隣の生活スタイルや道路からの視線は、実際に暮らしてみないと分からないこともあります。
一方で、
「最初から囲いすぎて圧迫感がある。」
という後悔も少なくありません。
目隠しは後から追加できるケースも多くあります。
必要以上に最初から設置しすぎず、住みながら調整するという考え方も大切です。
④ 外部コンセントと立水栓は建物計画の段階で考える

外部コンセントや立水栓は、建物が完成してからでは変更しづらい設備です。
最低でも外部コンセントは1か所、立水栓も使いやすい位置に設置しておくことをおすすめします。
高圧洗浄機、電動自転車、庭での作業…。
住み始めてから「ここに欲しかった」と思う方は本当に多くいらっしゃいます。
建物の図面が固まる前にご相談いただければ、生活動線まで考えた配置をご提案できます。
⑤ 照明計画は「電源」が重要

夜の外構は、昼間とはまったく違う表情になります。
玄関まで暗かったり、駐車場の足元が見えにくかったりすると、安全面にも影響します。
そして照明計画で重要なのは、照明器具よりも「電源」です。
電源がなければ、ご提案できる照明の種類や配置も限られてしまいます。
夜まで考えた家づくりが、満足度の高い外構につながります。
⑥ 物置は暮らしてから選ぶという方法もある

「最初から大きな物置を付けた方がいいですか?」
というご質問をいただきますが、私たちは必ずしもそうとは考えていません。
暮らし始めると、
「何を収納したいか」
が自然と見えてきます。
最初は設置スペースだけ確保し、本当に必要な容量を選ぶ方が、後悔は少ないと感じています。
⑦植栽は見た目だけで選ばない

植物には、それぞれ特徴があります。
成長の速さ。
落ち葉の量。
剪定の頻度。
害虫の付きやすさ。
見た目だけで選んでしまうと、管理が負担になってしまうこともあります。
ライフスタイルやお好みに合わせた植栽選びが、美しい庭を長く維持するポイントです。
弊社ではメンテナンスパックもご用意しており、軽微な植栽管理も含まれていますので、植えた後も安心していただけます。
⑧ 排水計画は土地選びから始まる

雨の日になって初めて気付くことがあります。
水たまり。
泥はね。
排水不良。
実はこれらは外構だけではなく、土地や建物配置も大きく関係しています。
湧き水のある土地や、水を吸いにくい地盤では、外構だけで完全に解決できないケースもあります。
だからこそ、土地探しの段階から外構の視点を持つことがとても大切です。
⑨ 「今」だけでも「将来」だけでも考えない

お庭の計画では、
「子どもが庭で遊ぶから。」
という理由で広いスペースを作る方も多くいらっしゃいます。
もちろん素敵なことですが、実際によく遊ぶ期間は意外と短いものです。
逆に、将来を考えすぎてスロープや手すりを設置したものの、一度も使わなかったというケースもあります。
今の暮らしと将来の暮らし。
そのバランスを考えることが、後悔しない外構づくりにつながります。
⑩ 価格だけで判断しない

価格はもちろん大切です。
しかし、それだけで判断してしまうと後悔につながることがあります。
施工会社が数年後になくなってしまった。
修理したい商品がすでに廃番だった。
保証やアフターサービスを受けられなかった。
また、価格だけを追求するあまり、法律や施工基準を守らずに工事が行われてしまうケースも残念ながら存在します。
外構は見た目だけではなく、ご家族や大切なお車を守る役割も担っています。
だからこそ、価格だけではなく、
「どんな考えで提案してくれる会社なのか」
「安心して長く付き合える会社なのか」
という視点でも比較していただきたいと思います。
最後に
私たちは、外構工事を「家が完成した後に行う工事」ではなく、「家づくりの一部」だと考えています。
もっと早く相談していれば、防げた後悔はたくさんあります。
建物の図面が決まる前でも、土地探しの段階でも構いません。
外構まで含めて考えることで、家づくりはもっと良いものになります。
「帰るたび、好きになる。」
そんな住まいづくりを、一緒に考えていけたら嬉しく思います。

